fstabの書式
CentOS5.5はLABELでブロックデバイスを指定するが、Scientific6.0やUbuntu10.10ではUUIDで指定する。
LABELやUUIDで指定すると、ブロックデバイス名(/dev/sda1など)が変わっても大丈夫。
・CentOS5.5の設定例
LABEL=/ / ext3 defaults 1 1 LABEL=/boot /boot ext3 defaults 1 2 LABEL=SWAP-sda3 swap swap defaults 0 0
・Scientific6.0の設定例
UUID=cbbb0b7a-8f78-4b5f-ad29-92733706a3ed / ext4 defaults 1 1 UUID=d14caeaa-1a7f-4f96-a53c-5ca31bc4a37e /boot ext4 defaults 1 2 UUID=46caf2b3-b1c5-4b02-a7db-28c42d833f3c swap swap defaults 0 0
・Ubuntu10.10の設定例
UUID=e38ad538-c914-42be-a6a2-1df84b07cf61 / ext4 errors=remount-ro 0 1 UUID=3dcfb423-75ef-4ec7-a485-d97129255ac0 none swap sw 0 0
第1項目 | マウントするブロックデバイスやLABELやUUID |
第2項目 | マウントポイント |
第3項目 | ファイルシステムの種類 |
第4項目 | マウントオプション |
第5項目 | ファイルシステムをdumpするかどうか |
第6項目 | システム起動時にfsckチェックを行うかどうか
「0」の場合はチェックを行わない。 ルートファイルシステムでチェックを行う場合は「1」を指定する。 ルートファイルシステム以外でチェックを行う場合は「2」を指定する。 |
・LABELやUUIDからブロックデバイスを確認する方法
$ findfs LABEL=LABEL $ findfs UUID=UUID $ ls -l /dev/disk/by-uuid lrwxrwxrwx 1 root root 10 4月 6 05:00 9348df96-61d6-4b6f-8350-be16bea9deac -> ../../sda1 lrwxrwxrwx 1 root root 10 4月 6 05:00 c83badfe-5ff9-490e-a839-98e5772502d9 -> ../../sda2
・ブロックデバイスからLABELやUUID確認する方法
# e2label ブロックデバイス # tune2fs -l ブロックデバイス | grep UUID # blkid ブロックデバイス /dev/sda1: LABEL="/boot" UUID="9348df96-61d6-4b6f-8350-be16bea9deac" SEC_TYPE="ext2" TYPE="ext3"
・UUIDを生成する方法
$ uuidgen
・LABELやUUID設定する方法
# tune2fs ブロックデバイス -U UUID # tune2fs ブロックデバイス -L LABEL
swapにLABELを設定する場合は、一度swapoff してからmkswapでLABELを付け直す。
swapoff ブロックデバイス mkswap -L LABEL ブロックデバイス swapon ブロックデバイス
今後はLABELじゃなくてUUIDで指定するのが主流になると思われる。